当法人「社会福祉法人さくら会」の歴史は、1952年 佐賀県多久市の山奥の女山峠にて「女山保育園」をお寺の境内で始めたことから始まります。
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1957年には「あかつき保育園」を同じく多久市で開園しました。
当初は「先生、おはようございます」から朝が始まる普通の保育園でした。
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当時の主任保育士であった角田信子さくらんぼ保育園園長は、「入園したときは、みんなひとりひとり個性があっておもしろいこども達が、卒園の頃にはみんな同じようなお利口さんになってしまう。もっとひとりひとりの個性を伸ばすことはできないのだろうか」と保育のやり方を模索していたそうです。
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そんなとき目にしたのが、「明日を拓く子ら」という本に載っていた、真剣な目で、大きく口を開き、のびのびと歌うこども達の写真。斎藤公子女史が始めた「さくらさくらんぼ保育」の本です。
「なんて生き生きとしたすばらしいこども達だ!」と感銘を受けた彼女は、埼玉県深谷市のさくらんぼ保育園へ行き、直接保育を学び、修行した後、この佐賀の地へと「さくらさくらんぼ保育」を持ち帰ってきました。
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1989年、お寺併設の「女山保育園」は閉園し、「あかつき保育園」は「さくらんぼ保育園」へと改名します。当法人の大切な理念である「さくらさくらんぼ保育」はここからスタートしました。
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2000年に「社会福祉法人さくら会」設立。
その後、同じ理念を掲げ、障害福祉サービス事業や、姉妹園「認定こども園 さくら」を佐賀市に開園。
2019年、唐津市の公立保育園3園の民営化事業として当園「認定こども園 厳木さくらんぼ」が開園しました。
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いつの時代も変わらず、こども達がのびのびと、自分らしく、個性を輝かせて堂々と生きていけるようにと願い、保育を行っています。